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会長メッセージ

高尾弘

1960年に桝屋高尾を創業して以来、私は西陣の伝統の技を継承し研鑽する一方、独自の技術で作品を生み出してきました。そんな私が伯父の高尾菊次郎から織屋として最初に教えられたのは毎日同じものを観察するということでした。
この仕事を始めたとき、京都美術館の常設展示に毎日通わされ同じものをみているうちに、その物が何か別の物のように感じ見入ってしまった瞬間を覚えております。
このとき、美しいものや価値あるものを見極める目を、「時に耐える美しさ」を生み出す素地のようなものを、伯父の助言をきっかけとして養った気がいたします。
また伯父の縁もあり、絵画から陶芸、木工、工芸等々の広きに渡る先生方に、直接お目にかかり薫陶を得る機会に恵まれました。
挙げればキリがない素晴らしい先生や先輩方、それら作品や人柄などから多くの影響を受けることができたお陰で、今日の桝屋高尾がございます。
桝屋高尾は企業ではなく家業であることを肝に銘じ、これからも「時に耐える美しい織物」を手がけていきたいと思います。そして桝屋高尾の着物や帯で心華やぐお客様が一人でも増えることを願ってやみません。

平成28年3月 高尾弘(ひろむ)

社長メッセージ

高尾弘

平素より当社への格別のお引き立てを賜わり誠にありがとうございます。
桝屋高尾では「時に耐える美しさ」をもつ織物を生み出すという理念を創業の原点としています。
幼少の頃より、常日頃使っていた食器は白地に藍染付けの古い伊万里のもの。その器に母がいつも季節や行事に合わせた伝統の料理を盛り付けてくれました。座敷の床には何かしら軸や額が飾られ、店に行くと絹そうじをする人たちの手元には様々な色糸の通った帯地。そして壁面には美しい色彩の糸棚と、思いかえしますと父の美意識をすみずみまで行き渡らせた空間や時間の中で日々を過ごしてまいりました。
また父は、口癖のように美や文化という言葉を発すると共に「お前は将来何をするんだ」という事を折に触れ問いかけてきました。
このような日々の中で、私は美意識とよべるものを育ててもらったように思いますし、自分が生涯かけてやるべきことを自問自答し続けてきたように思います。
織物のタテ糸とヨコ糸の組み合わせを組織といいますが、これをどのようにするかにより同じ色でも全く違った色になります。私が生涯をかけ追求するのはそこに生み出される色であり、 美しい色彩を織物に表現するということが、やがて父のいう「時に耐える美しい織物」へと昇華されればと願い精進してまいります。
そして、未来へつながる桝屋高尾を創っていくことをお誓い申し上げます。

平成28年3月 高尾朱子(しゅうこ)